【市川圏域】世話人さん向け虐待防止研修を行いました。

10月4日、世話人さんを中心とした虐待防止研修を行いました。

まずは虐待の類型についての基礎知識を具体的な例をもって学習しました。

心理的虐待:他の人の前でバカにされる…など
経済的虐待:給料から知らないお金が引かれている…など
性的虐待 :体をさわられる…など
身体的虐待:手や足を縛られる。苦しい姿勢をさせられる…など
ネグレクト:手伝ってほしいのに無視される…など

どの虐待も、原則として行うべきでないことの分かるものです。
※身体的虐待にあたる身体拘束については、『切迫性・非代替性・一時性』を満たさない場合は行なってはならないことを確認しました。

では、朝迎えの車がもうすぐ来るが準備をすることができない入居者さんに「早くしたくをしましょう」と声をかけるのはどうでしょうか?

心配事を過剰な頻度で連絡してしまう利用者さんの電話に出ないことはどうでしょうか?

起きた時、部屋の電気をつけずに過ごし自分ではなかなか起きられない利用者さんの部屋の電気をつけるのはどうでしょうか?

世話人さんたちと、日ごろの支援の中で浮かんだ「これって虐待かな?」という問題を出し合って一緒に考えてみました。

こういった日ごろの支援の振り返りをすることや、一人で抱えるのではなく誰かと話し合うことが虐待のない支援に繋がるのではないかと考えています。

千葉県グループホーム等支援事業では定期的な開催を予定しています。今後も一緒により良い支援を考えていけたらと思っています。