【安房圏域】BCP(事業継続計画)に関する研修を企画し行いました。

2月20日、館山市にある南総文化ホールにて、特定非営利活動法人KiKiの理事長で、地域防災インストラクターとしてもご活躍されているGH Ohanaの管理者 藤岡兼一様をお招きし、BCPに関する研修を行いました。

今回のテーマは『発災から72時間を利用者さんとどう生き延びるか』~能登半島の教訓を受けて、皆さんはどう考えるか~ 地震・感染症編 と題して、安房圏域にあるGHを海側、山側と立地場所別に大きくグループ分けした上で、講義、グループワークを行いました。

南海トラフ地震の発生確率が70%から80%に引き上げられたこともあり、津波が発生した事例を元に、大津波警報が発令された場合、山側のGHはどのような行動をするか、海側のGHはどう行動するか、また、感染症を罹患した利用者をどの様に避難をさせるか?という問題にも向き合い、具体的な設定を前に、各グループで活発な意見交換が行われていました。

参加者からは、『災害に対する危機感を大いに喚起された』

『今後事業所内で繰り返し模擬訓練していく必要を感じた』

『ここまで細かくシミュレーションする必要があるのかと気付かされた』

『今あるBCPは形式的なものでしかなかった』等の意見があり、皆さんそれぞれ研修を受けて参考になったという意見が多数ありました。

安房圏域では、津波の影響を受けやすい地域の為、今後も形だけのBCPにならないよう、世話人さんがすぐ見れる場所に保管し、どの時点でBCPを発令するか、スタッフの役割分担、災害時の連絡網、人数分の備蓄等、基本的な事柄から、見直していけたらと考えています。