【海匝圏域】世話人部会を開催しました
海匝圏域においてグループホームの世話人さん対象の研修(世話人部会)を行いました。

今回はナザレの家あさひの荒井隆一所長を講師にお招きして『グループホーム援助のポイント』について研修を行いました。
荒井氏は『障害のある人と援助者でつくる日本グループホーム学会』の代表でもあり、グループホーム制度の変遷からグループホームの現状と課題まで、幅広い知見を持っておられる方です。貴重な講義をしていただきありがとうございました。
今回の参考テキストはこちらです

今回は下記の3つをテーマにお話ししていただきました。
➀『地域で暮らすということ』
②『グループホームとは』
③『入居者の暮らしを支える』

各テーマでのポイントを説明していただいた後、5~6人に分かれてグループワークを行いました。
日頃の支援で感じている事や新たな学びについて意見交換を行いました。
➀グループホームで暮らすという事は地域の中での暮らしの1つの選択肢です。
②グループホームはノーマライゼーションの考え方にもとづいた障害のある人たちの「普通の暮らし」の1つの形です。この事の意味を具体的に確認しましょう。
③入居者のグループホームでの暮らしを支える際に援助者に求められる原則を確認しましょう。
などなど、障害者グループホーム等支援ワーカーも積極的な意見が出るようサポートしていきました。

実際に利用者さんとコミュニケーションをとりながら日常生活の支援を行う世話人さんは身近で頼りになる存在です。
世話人さんの役割を理解すると共にそれぞれの事業所が抱える課題や問題点、展望などについて情報交換を行う事が出来ました。

各グループごとに意見をまとめて発表を行いました。
各グループ内ではいろいろな意見がありました。一つの答えを出すというより各事業所での業務内容の確認や振り返りができたようです。
他のグループの発表にも熱心に聞き入る世話人さんの姿が印象的でした。
後のアンケートでも「より具体的に理解を深められた」「他のグループホームの世話人さんから入居者の対応等、とても参考になりました」など前向きな意見が多くありました。
今後の利用者支援のあり方について共に考える良い機会となりました。