シンポジウムのご案内
1月23日に開催を予定している20周年のグループホーム大会。今回はシンポジウムについてご紹介します。
テーマは

です。
支援ワーカー制度が始まって20年。思い返すと支援ワーカーが向き合ってきた課題は、時代ごとに様々であったように感じます。
“障害があってもなくても地域で普通の暮らしをする”という目的に向かって法制度、地域住民の受け止め方、支援方法は変化していき、しかし課題の解決と同時に新たな形の課題がうまれる、その繰り返しだったように思います。
今回は、次の世代につなげるためにそれぞれの時代に、奮闘した支援者を招いてこの20年を振り返り、当時の課題と取り組み・その行方について討論する企画をすることとしました。
※障害者グループホームの歴史についてはこちら
また、今回はコメンテーターとして、社会福祉法人さざんか会 理事長の宮代隆治氏をお招きいたします。
宮代氏は自法人にて1970年代より障がいのある方々の生活の場の整備に注力されてきた方です。生活ホームを経て複数のグループホームを立ち上げ運営してこられ、現在も日本グループホーム学会の副代表をされています。
各登壇者のご紹介をいたします。
Ⅰ千葉県障害者グループホーム等支援事業開始の頃のお話し
庄司 俊介 氏 (現 中核地域生活支援センター海匝ネットワーク 主任コーディネーター)

2005年、GHW事業開始時に海匝圏域の初代支援ワーカーです。
GHW事業開始当初、右も左も分からない中、地域に飛び込んでいきグループホームの整備のために孤軍奮闘し手探りで地域作りをされた方です。
全国でも類をみない千葉県独自の制度のオープニングメンバーの一人。支援ワーカー界のレジェンドです。
Ⅱ障害者総合支援法が施行された頃のお話し
桑田 良子氏 (現 松戸市小金基幹相談センター おんぷ 主任相談支援専門員)

2013年、施設から地域へ。病院から地域へ。地域移行を強く提唱された時代です。
障害者総合支援法が施行され、福祉サービスをコーディネートする相談支援専門員がつくこととなりました。
桑田氏は、相談支援専門員や関係機関等の連携など、障害のある方が地域で自立した生活ができるように取り組まれてきた方です。
初代ワーカーの意思を継いだレジェンドの一人です。
Ⅲ現在のグループホームのお話し

2018年、制度改正により障害者グループホームの類型に日中サービス支援型がスタート。一方、グループホーム利用希望者は、強度行動障害、医療的ケアが必要な方、介護保険サービス対象年齢の障害者、刑余者などなど、様々な方々がグループホームを希望されています。
宮代氏、庄司氏、桑田氏が登壇し、近年のグループホームを様々な切り口で語り合います。司会は、市川圏域の岩崎が担当します。
グループホームと地域の方が関わるきっかけとなる「地域連携推進会議」が今年度、義務化されました。
“障害があってもなくても地域で普通の暮らしをする”を深堀するシンポジウム。今から楽しみです!


