分科会(テーマ:グループホームで強度行動障害を受け入れてみた)のご案内
グループホーム大会では、後半のプログラムに「様々な障害のある方の受入・GH開設を考える」を主題に高齢・強度行動障害・医療的ケアと3つの分科会を開催します。
当日、各分科会への移動、出入りは自由であり、興味のある分野の分科会に参加いただければと思います。
今回は強度行動障害を持った方の住まいを考える、『グループホームで強度行動障害を受け入れてみた』をご紹介します。
みなさんは強度行動障害をご存じですか。
強度行動障害(きょうどこうどうしょうがい)とは、
主に知的障害や発達障害のある方に見られる、日常生活や社会生活に重大な支障を及ぼす行動が、
頻繁かつ継続的に起こる状態を指す概念です。

次のような行動が強く・繰り返し見られることが特徴です。
・自身の頭を打つ、噛む、引っかくという自傷行為
・他人を叩く、蹴る、物を投げるといった他害行為
・家具や窓、設備の破壊といった物を壊す行為
・激しいこだわりやパニック
・睡眠障害・昼夜逆転
・異食(食べ物でない物を口にする)
・多動・飛び出し
この強度行動障害、医学的な診断名ではなく、支援の必要性を示す行政・福祉分野の用語という特徴があります。
強度行動障害を持つ方には知的障害・自閉スペクトラム症などの特性をもつ方が多く、そこに
・言葉での意思表現が難しくうまく伝えられない。
・音・光・触覚などに敏感。
・予測できない状況への不安感
といった本人由来の要因と
・本人に合わない生活環境
・支援方法が統一されず安定しない対応
・他者との関係における過去の失敗体験やトラウマ
・他者に対する要求や不安が理解されない経験の積み重ね
といった環境や他者由来の要因が複雑に絡み合い、自傷・他害といった行動が現れていきます。

つまり、強度行動障害とは、本人が強い不安や困難を抱え、その結果として激しい行動が表れている状態といえます。
逆説的に、支援する場合には適切な理解と環境・支援をおこなうことが症状の軽減・改善のポイントとなります。
今回のグループホーム大会の分科会の一つである『グループホームで強度行動障害を受け入れてみた』では実際に強度行動障害の方の支援に取り組まれている事業所である株式会社モナミの金沢利彦氏、合同会社TASUKIの青木孝之氏をお招きし、実践現場での取り組みと思いをお伺いしたいと思っています。
ご興味を持たれましたら是非当日、分科会をのぞいていただければと思っています。
昨年度の強度行動障害をもつ方の住まいに関する研究動画も20周年を記念して、20周年特設ページにて再公開されています。
こちらもぜひご覧ください。


