山武圏域障害者グループホーム等連絡会を開催しました。

今年も山武圏域のGH事業所が集まる連絡会を開催しました。
これまで一人でおこなっていた活動も今年から2人体制となり、わくわくしています。

さて、グループホーム連絡会です。これほどに集まることのできる機会はそうそうありません。今後の連携のために自己紹介をしあってからスタートしました。

続いて昨年度の報告と新年度の活動計画を発表。今年はワーカーが増えたこともあり、昨年度に比べて研修を増やしました。
皆様にいただいたアンケート結果を参考に、受講してよかったと思ってもらえる研修をお送りしたいと思っています。

その後は勉強会。まずは千葉県健康福祉部障害福祉事業課の松並様から、「暮らしの場支援会議」について講義をしていただきました。

「暮らしの場支援会議」とは、重度の強度行動障害のある方が、地域においてひとりひとりの特性にあった支援を受けながら住まうことを目的とした組織です。
地域の障害福祉や強度行動障害に対する有識者で構成されています。

山武圏域でもそうですが、県全体として、強度行動障害のある方を受け入れられる施設が足りていません。
事業者の皆さまへは、自治体や「暮らしの場支援会議」、我々ワーカー等のフォローがあること、各種補助金制度を利用できることを説明しましたが
今以上に県全体で受け入れる体制整備が必要であると感じました。

勉強会後半は、社会福祉法人野栄(のさか)福祉会の島田様から「野栄福祉会での地域支援から地域を考える」として講義をしていただきました。

野栄福祉会でも、重度の強度行動障害のある方の受け入れ等支援事業に力を入れているとのこと。
今年9月には行動障害を併せ持つ方々が安心して暮らせる施設をオープンさせるそうです。

島田さんは「強度行動障害とは、もともとの障害をさす言葉ではなく、その人の状態のこと」と言います。
言葉にまどわされず、目の前の人とのつながりを大切にしてほしいという想いが講義の中からたびたび感じ取れました。

とても気温の高い日でしたがたくさんの方が来てくださり、嬉しさと共に身が引き締まる思いでした。
今後ともよろしくお願いします。ありがとうございました。