【山武・長生夷隅圏域】メンタルヘルス研修を行いました。

10月16日、茂原市役所市民室にてメンタルヘルス研修を行いました。

講師として大多喜病院で地域医療連携室室長をされている中村淳さんが来てくださいました。
中村さんは夷隅地区自立支援協議会の元会長でもあり、長く地域福祉に尽力してこられた方です。

今回の研修は山武圏域と長生夷隅圏域の合同で開催しました。
現地参集の他、Zoomでの参加も出来る形としたことで、市川市など遠方から参加してくださる事業所さんもおられました。

心の病を患う方は、現在10~40代まである程度近い割合となっています。中間管理職が一身に負担を抱えていたものが過去に比べては軽減されているといえますが、10~20代の不調は増加傾向にあります。
メンタルヘルスの悪化は、個人にも企業にも多大な影響を与えます。誰にとっても大切なメンタルヘルス。では、どういった改善の手段があるのでしょうか。

職場においては本人と直接接する上司さんが日常的にコミュニケーションを欠かさないことが大切です。それは普段と異なる様子の早期発見につながります。

ハラスメントとは「具体的には、属性や人格に関する言動などによって相手に不快感や不利益を与え、尊厳を傷つけること」をいいます。職場においても多くのハラスメントがあります。
これに対し、中村さんは「ハラスメントとは相手が決めるもの。コミュニケーションにおいて、相手の立場や気持ちを考え良好な関係を築く事、それがハラスメントの防止につながりひいてはメンタルヘルスの向上につながる」と言います。また、あえて雑談を大切にしているともいいます。「会議や研修はもちろん大切だけれども、それが終わった後解散するときのちょっとした雑談が何かを生むことがある。そういった人とのつながりをひとつずつ大切にしていこう」とお話されていました。

他者を想う仕事を続けるためにも、自身や職場の仲間を労りつながりを大切にする必要を再確認できた研修となりました。
参加してくださった皆さん、講演してくださった中村さん、準備に協力してくださった皆さん、ありがとうございました。